2020年夏映画「ドラえもんのび太の新恐竜」を映画館で見てきました。
子供のころテレビをつけたらなんとなく見る「ドラえもん」でしたが
映画って登場人物みんなキラキラしててテレビアニメとは別物ですね!笑
大人でも純粋に楽しめたんで「新恐竜」ファンは大絶賛だと思います。
さほどドラえもんのファンでもないのでキラキラした感想とドロドロした感想どっちも赤裸々レビューしていきます笑
映画のあらすじとかはCMで流れてるままなので割愛します。
ネタバレあるので映画見た人だけどうぞ~!
映画になると輝く特異ヒーロー体質のび太
まずのび太がのび太じゃない笑
これたぶんファンでも絶対思ってることじゃないかと思う。
映画のときののび太くんの素直さと優しさと勇敢さはヒーローレベル。
出木杉くんと一緒にでかけたり勉強会をしながらものび太君と結婚するしずかちゃん。
絶対映画ののび太君が脳裏にあるからだと思いたい笑
それくらいテレビアニメのだめっぷり炸裂なのび太君と映画ののび太君は別人。
ちょっとドジで回りにからかわれるシーンは必ずあるけど(今回も大事なアイテムを落としてしまったり)
それを払拭しておつりがくるくらい映画ののび太君は誰に対しても優しさが半端ない。
そしてテレビアニメより素直で子供っぽさが増しててさらに好印象へ持ってく。
恐竜の卵と思わしき石を拾って耳に当てて喜ぶシーンは小学生にしては可愛い過ぎてやりすぎじゃないかというくらい可愛かった。
特に「ドラえもんのび太の新恐竜」は作画がすごくキラキラして可愛いタッチなのでのび太君が純真無垢で愛らしい可愛い少年に見えました笑(ふだん見えないのかよ)
そしてみんながピンチの時すべてをゆだねられるのがのび太君。
この時はジャイアンやスネ夫でさえものび太にすべての望みを託す。
そしてやるときゃやるんだもんね。
映画ののび太君はいつだってヒーロー。映画限定の特異体質ヒーロー。
新恐竜にはスペシャルゲストが登場する
スペシャルゲストは恐竜の「ピー助」です。
映画を見た人たちが必ず「まさか出てくるなんて!」「涙がでた」「粋な演出」と口をそろえて言うので誰かしら出るんだなとは思ってたんですが
さほど興味はなかったので特定もせず。
だから何も身構えず見ていてピー助が出てきたときは思わず「あ!」って胸がきゅーっとなりましたね。
え?ドラえもん映画詳しくないのにそこ懐かしさ感じるの?って言われそうですが
実はドラえもん映画がAmazonプライムで無料視聴できたこともあってこの映画を見る前に全話制覇しているのですーーー笑
ドラえもん映画は面白いものからつまらなすぎて途中で見るのやめたものまで色々ありましたがピー助が出てくる「ドラえもんのび太の恐竜2006」は私の中ではかなりいい印象で。
しかもキューとミューと冒険をしているのび太君にピー助はあえて声をかけないんです…。
しゃべることはできないのでのび太君を起こしたり鳴き声を出したりといったようなことはせず、気づかれないように優しく見守ることに徹するんです。
なんていじらしいの…。
ピー助にまた会えるとは思ってなかったのに成長したピー助のこの行動。
のび太君とピー助の思い出のボールが転がってくる演出はファンならたぶん泣く。
というか映画館では泣かなかったのに今これ書いててなんか寂しくて泣きそう笑
大好きだった人に会えたのに、次会えるかどうかもわからない再会なのに3歩下がって見守るピー助…
いや、ここ掘り下げると何年も小学生の夏をやってるのび太君について違う考察が出てくるので深く考えるのはやめよう。
のび太君中心でまわり、子育て中には響くものがある
主人公なので当たり前なんですが
子供たちの冒険!主人公はのび太君ねってスタンスと
のび太君の冒険!友達も一緒だったよってスタンスのものがあるなと個人的に思ってます。
この「ドラえもんのび太の新恐竜」は過去最高にのび太君色が強かったかなー。
特にのび太君が双子の恐竜キューとミューのお世話をするシーンはそのまま子育てに通じるものがあって。
のび太君が自分で、生まれたばかりの恐竜が子供たち。
生れたばかりで手のひらにすっぽり収まってしまうほど小さく、自分にべったりだったキューがどんどん大きくなっていって。
最後がのび太君の布団には一緒に寝れないくらいの大きな背中に。
でも寝顔は赤ちゃんの頃のままで。
その過程をパパパパーっと音楽にのせて見せてくれるんですがまるで我が子の成長をスライドショーで見せられてるようでした。
今は一緒に寝てる子供たちもいずれ巣立って行ってしまうもんなぁ。
恐竜可愛い可愛いと喜んで映画を見てる子供の隣で「あとどれくらい一緒にこうしていられるかわからないから日々を大事にしよう」って思ったりしました。
あ、泣きそう笑
映画館では意外と平気だったけど思い返してると涙腺ガンガン刺激してくるわ。
ドラえもんのび太の新恐竜は4歳は楽しめる?
恐竜というテーマはどうしても大昔に絶滅したので興味がないと特に触れる機会もないまま。
実際に図鑑を与えたりしたことはなかったので恐竜への興味はほぼゼロ。
ドラえもん自体、見るようになってから2か月くらいの超初心者です。
じゃあ楽しめないかと聞かれれば答えはNO!
めちゃくちゃ楽しんでました。
悲しいシーンではボロボロ涙を流しスネ夫の変顔では大笑いし、真剣な瞳で全身でドラえもん映画を楽しんで最後は誰がするでもないのに拍手までしてました。
映画の後ドラえもんの話ばかりするとか、恐竜グッズを買ってくれと懇願されるとか
そういったものは全くなく映画を全力で楽しんだだけで終わりましたが間違いなく心には触れた映画じゃないかなと思います。
一緒に見ていた3歳は映画はしっかり最初から最後まで見ていましたがどちらかというとポップコーンに夢中。
人にもよると思いますが感動系の映画の内容をしっかり楽しませるなら4歳くらいからがいいのかなと思います。
ちなみに映画館は小学生が圧倒的に多くて未就学児はあまりいませんでした。
しかしトーマスも2年連続で見てちょっと飽きていた頃だったのでドラえもんは良いチョイスでしたね笑