サンデーで連載されていた「天使な小生意気」はとんでもない秘密を抱えた絶世の美少女をとりまく学園漫画なんですがアニメ化されたの見たら酷かったので辛辣メモです。
「天使な小生意気」は老若男女、誰もが息をのんで振り返る絶世の美少女天使恵(あまつかめぐみ)を取り巻く学園ラブストーリー。
ただの美少女ではなく主人公のめぐみは9歳のときにたまたま手に入れた「天の恵み」という超胡散臭い本から出てきた魔物によって女性にかえられた元男。
誰もが羨むその美貌に魅了された周りと男に戻りたくて仕方ないめぐちゃんのドタバタした喧嘩多めな日常ファンタジー漫画ってところなんですが。
- 喧嘩あり
- シリアスあり
- ギャグあり
- 恋愛あり
とテンポのいい作品なのに連載当時いまいちパッとせず人気のある作品ではなかった感じ。
1人で読んでて1度笑いのツボにはまると吹き出しちゃうかんじが好きなんですがアニメ見たらちょっとブツブツ言いたくなったので笑
作品そのもので評価されたというよりは前作「今日から俺は!!」の大ヒットで期待値が高まって「前のがよかった」みたいな扱いもあったのかなと。
「天使な小生意気」で設定では超美少女!だけど絵が流行りの萌え系でもなければわかりやすいビジュアルじゃなかったため「そもそも可愛くない」って身も蓋もない酷評もありました。
たしかに最初の頃の絵は今読み返しても美少女で押し通すには若干キツイなーって空気漂います。
天使めぐみの初登場シーンきしめんみたいな髪ですし。
連載が続くにつれて描き慣れてくるというか、髪の毛も軽やかで細くなって顔も安定して最初と最後では別人レベルに変貌笑
個性豊かなキャラが次々出てきてバタバタしつつも「なぜ男になったのか」という謎に向かって伏線回収しながらお話は進むんですが日常という横道が多くてそれが当時受けなかったのかも。
途中シリアスぶっこみすぎて「これは何の漫画なんだ?」って疲れてくる感じもあるけど読んでみたら楽しいので人気なかったんだ?て疑問だったんですが
深夜枠でアニメ化されてDVDにもなってました。
なんだやっぱりアニメ化するくらいの人気はあったんじゃん!笑
と喜んだのは一瞬。
一瞬。
アニメ「天使な小生意気」の天使恵が本当に可愛くない件
アニメ化すると顔が変わるのは今も昔もあるあるだと思うんですけどね。
ひいき目で見てもマジで可愛くない…。
もうこれが最大のミスかと!!!
人気が出てきて(深夜枠とはいえ)アニメを見る人たちが多そうな時間帯に突っ込むことができたのに「主人公の顔が可愛くないアニメ」なんだから絶望的…。
そりゃ深夜にやってる萌え系アニメの美少女たちで目が肥えたファンを引っ張ってくることなんて不可能ですよ…。
アニメが可愛くてヒットしてれば「アニメから漫画」という流入も見込めたかもしれないのになーってどこぞ上から文句垂れてます。
原作に寄せて描いてるのは伝わるけどそれが仇となってしまったんだろうなぁ。
その鼻はキテレツ大百科のブタゴリラのやつじゃん、みたいなのがバンバン出てくるんだもん。
萎えるわ。
ファンが見ても絶望したんだからそりゃ興味のない人がみたら「なんだこれ」だわ。
0.3ミリのシャーペンで描いてるからこそ美しい作品なのに極太マッキーで再現しようとする埋まらない溝、みたいな残念さ。
アニメ化した天使めぐみが絶望的に可愛くないのはここにあると思う。
というかあの作風を第三者が再現するのは無理なのかもしれない笑
音読されたギャグが面白くない
「天使な小生意気」は小さな吹き出しでちょこちょこ小言を言っていて、それが面白いんですが盛り上げてくれるはずのギャグもアニメになるとこんなにも寒い空気になってしまうのか…って驚愕。
脳内でささっと読んでたときはあんなにも楽しかったのに、第三者にしっかりはっきり音読されるとクッソつまらなくなる現象が多発。
漫画みたいに小さい小窓でさりげなく演出ができないから、しょーもない小言にいちいちスポットライトをあてる形になってテンポが悪い。寒い。
漫画で読んであんなに笑ったギャグなのに「もうやめて!やめたげて!」でした。
ネタを知ってるからそう感じてしまったのかもしれないけど…。
あのノリではちょっと笑えないかなぁ。
アニメ「天使な小生意気」の豪華声優
天使めぐみの声は「林原めぐみ」さんが担当してるんですがベテランだけど天使めぐみにはちょっとくどかった、と思う。
じゃあ誰が適役かって聞かれても別に出てこないんだけど。
林原めぐさんのちょっとキンキンした声がひとり歩いてるって感じでした。
源造の声もちょっとしゃがれアホ声すぎて…。
高校生って設定だよね?と。
たしかに源造はあほなんだけど時々めぐちゃんをドキッとさせる男らしいシーンがあるからもう少し落ち着いたトーンのほうが耳心地がよかったし違和感なかった。
あと昭和な空気というか、カラオケのはめこみ映像みたいなオープニングとエンディングももう少しなんか頑張ってほしかったところはあります…。
以上めちゃくちゃ個人的な言いたい放題なメモでした。
さて、原作読むか!←