打ち上げ花火はエロゲが原作ではありません。
しかし見終わった後に「打ち上げ花火 エロゲ」と検索してしまうくらいには美少女とモブって感じの映画でした。
なんとなく面白そうな映画を見たい!ならあまりお勧めできません。
最初から最後までアニメ美少女のプロモーション映像を見せられ続けて終わります。
そういうのが大歓迎な、むしろヒロインのなずなちゃんが見たい!!という人にはもう最高の映画です。
アニメも可愛い絵も大好きですが「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」はちょっと毛色が違いました。
別にアニメ美少女に本気でときめいたりしないのでこの映画は見る対象が違うんだろうなぁって感じでしたね…。
見ようか迷ってるけど時間を無駄にしたくないから見た人の感想(酷評)を知っておきたいという人、続きをどうぞ。
ぜんぜん褒めません。
これからボロボロに叩かれる「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
Contents
打ち上げ花火よりエロゲ、下とか横とかどうでもいい
この映画は主題歌がヒットしたこともあってか、なかなか話題だった気がするんですが絵があまり好みじゃなかったので上映中はまるで興味がありませんでした。
美少女ドーーン!って感じでいまいち誰向けどこ向けなのかわからなかったのもあり「そのうち機会があれば見るかな」でした。
先日金曜ロードショーでやっていたことを知り「そういえばどんな映画だったんだろう」とAmazonプライム見たらあったのでノリで見ました。
いやーーーーーひとりで見ててよかった。
家族で見てたらなんかちょっと気まずい見てられない恥ずかしいどころじゃなかったな。
アニメ映画は好きなので「実は面白かった!誤解してた!」というパターンもちょっと期待してたんですが開始1分で
エロゲじゃねぇか。
一体何を見せられてるんだろう…という感想以外なにも出てこなくなりました。
魅力が一切伝わってこない棒読みな主人公とエフェクトキラッキラ私可愛いでしょオーラがすごいヒロイン(こちらも棒読み)
なにこれこのまま突き進むの?
打ち上げ花火の主人公は目玉、ヒロインなずなはエロい
どきっとしたシーンとか、はっとしたシーンとかで目のアップって定番ですよね。
昔からある表現だし、すごくいいと思ってるし別にいいんです。
でもなんか打ち上げ花火はしつこいくらい目玉の描写ばっかりでした。
「ギョロ目」「またギョロ目」「また目のアップ」「また目玉か」
綺麗な目、してるんですけどしつこすぎました。
ちょっと困ったら目のアップとか画力がない中学生が得意一点集中でやりがちなあれかな?
ヒロインの「なずな」はオタクが夢見る願望詰め込み系ダイナマイトエロ漫画ボディ。
絶対見えないけど見えることをチラチラ期待させる微妙な下からアングル。
細部にまで手を抜かないと言わんばかりのセクシーなハイライトばっちりな唇。
エロゲ描写って言いきって異論はほぼないんじゃないかな…。
エロゲって入らないはずの服の皺がびっしりはいって、その線によって見えないはずの裸を妄想させる独特な描写だと思ってるんですが
- 担任の女性のたわわな胸
- 呼吸をするだけで上下に動く胸
- なずなのお色気満載な浴衣着替えシーン
- 白いワンピースはひたすら太もも描写
特にスクール水着のシワには並々ならぬ情熱を感じてちょっと寒気がしました。
こんなにここに皺を描く必要ある?
スクール水着って胸の形にフィットするようにお椀の形に裁断でもされてるの?
家族でこの映画見てたらとんでもなく気まずい空気になるでしょうね…。
洋画でそういうシーンが出てきた時よりずっとしんどい緊張感が永遠に続く感じ。
だって常にエロゲなんだもん。
主人公がヒロインを見つめるシーンだって下に会話とコマンド出てきそうな勢いだったよ。
選択肢でてくるやつ。
ん?なんの話してるんだっけ。
ヒロインなずなはミステリアスで自由奔放だけど影のあるナイスバディ美少女
エロゲの登場人物ですか?
エロゲやったことないけど(ないのかよ!)
おどおどする主人公に最初はそっけない態度をしておきながら、知らぬ間に好意を寄せててめちゃくちゃ頼ってくるし無駄に色気醸し出しては急に無邪気さを挟んでプレイヤーを虜にしていくやつ。
平凡でさえない僕だけどこの世界線では無条件でモッテモテ!なやつ。
なずなの浴衣がちょっとはだけて膝が出てくるシーンがあるんですが
昼だろうが夜だろうが膝が常にピンクでテカテカ。
肘とか膝がピンクでテカテカしてるのってそれだけでやらしく感じるくらいエロゲの描写だよね?違うの?健全?
これ、原作がエロゲなんですよーって言われたら「よく全年齢向けに映画に仕立て上げたな」って思えるのになぁ。
とにかく作画がエロいからどんなシーンを描いてもそういう目で見てしまう。
映画の物語がぜんぜん頭に入ってこないくらい「可愛いなずなちゃん見てみて」はまだまだ続きます。
なずなちゃんはどうでもよくて楽しい映画を期待してた人はもう限界が近いはず。
打ち上げ花火が丸いか平べったいかはタイムリープで完全放置
この映画のタイトル「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」はストーリーの中で一日中セクハラしてる男子高校生たちが教室で話題にしてたネタ。
打ち上げ花火は丸いのか?
それとも平べったいのか?
言われてみれば「そういえばどうなんだろう?」って唯一興味を抱いた部分でもあったんだけど引っ張るしネタにするわりに
まさかの放置!
途中で急に出てきた「タイムリープ」によって物語は劇的な展開を見せてきて打ち上げ花火なんてどうでもいい扱いされて終わります。
リアルな現代風の若者の今を描いた物語ではなくファンタジーだったのか、そうか。
でもファンタジー要素はリアル風な現代で「タイムリープする」という部分のみ。
伏線回収とかざっくりした説明とかタイムリープすることによって物語をしっかり運ぶような要素はあんまり感じられず。
後半まで来ても、なずなちゃんカットだけがずーっと続くので
事務所一押しの可愛いなずなちゃんのプロモーション映像を見せられてるのかなって気持ちになります。
わいわい騒ぐ野郎たちは意外とよく出てくるし2人と絡みはあるけど、なんか雑。
キャラクターではなくモブです!!!って感じ。
とにかく美少女とその他。
美少女に影を持たせるための両親の都合の引っ越し設定も微妙でした。
なずなの母親も母というより「可愛いヒロインと主人公の邪魔をするモブ」という立ち位置がピッタリなくらい、ただなずなの名前を叫んで追いかけるだけ。
「いや」「やめて」「はなして」と悲痛に嫌がるなずなちゃんのシーンが無駄に長いなーと思ったのは私だけでしょうか。
【まとめ】打ち上げ花火はエロゲ原作なら平和だったかも
ヒロインなずなちゃんのことが好きで好きでたまらない人にはずっと楽しい映画、です。
タイムリープの演出は急ではあったけど、最初からすごい綺麗に描かれてチラつかされていたのでフラグはビンビンだったんですがいかんせん回収がなさすぎて。
同じタイムリープをするアニメ映画だと「時をかける少女」がありますがあっちは最初から最後までタイムリープ主軸で進むし伏線回収もある。
でもタイムリープが出てきたとき「お!ここから物語がいっきに動いて視聴者を巻き込むのか?」って期待もしたんですがやっぱり可愛いなずなちゃん見てみてーが続くだけで。
正直ぽかーんでした。
魅力的なヒロインが主人公に惹かれる説明も演出もなんもなくて、主人公パワーで強引に突き進む系。
ターニングポイントでは驚きながらギョロ目アップになるばっかり。
頑張って最後まで見ようと耐えていましたが、ちょっとトイレ…から知らぬ間に家事してしまい、気が付いたら映画終わってました。
人は興味がないものを見続けるのはたとえ娯楽であるアニメや映画でも無理なんですね。
好きな人がいたらフルボッコにされそうな辛辣な記事ですがあくまでも個人の感想なので。
「ジブリでも見てろよ」って言われそうなので喜んでジブリ見てきます。