日々雑談

「となりのトトロ」サツキとメイは死んでいる【幽霊)説の根拠はどこ?

となりのトトロはホラー?死亡説の根拠

ジブリが大好きでとなりのトトロを何度か見ている人なら1度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

  • 実はサツキとメイは途中から幽霊である。
  • 途中からめいちゃんの影がない。

そんな風な話を耳にしたことありませんか?

えーーー!そうなの?!とびっくりはしても「じゃあ今から見て検証しよう」という人も少ないと思うので実際に検証した結果をまとめてみました。

となりのトトロでサツキとメイは死んでいる?

結論から言うとこれに関してはでした。

ふんわり噂されている都市伝説をざっくりまとめて検証してみたのでどうぞ。

サツキとメイの影が途中から消えてなくなる?

結論:影はなくなりません。

具体的にどの部分から影が消える!みたいな情報がなかったのでめいちゃんの影を終始チェックしたんですが最後まで普通にあります。

ただ確かに影のないシーンもありました。

しかしそれは日中のおひさまが高い時間帯だから影がないからで「描かなくていい」からないというだけ。

その後普通にサツキとメイの影は出てきます。

この影までこだわった背景描写は当時の美術監督である男鹿和雄さんの強いこだわりなのだそうです。

むしろ日が落ちてくると2人の影が長くなったり、西日の強さなど子供の頃の誰もが持つ思い出を映画でしっかり思い出せるほど夏のシーンを生きた描写だと思いました。

池で見つかったサンダルが実はメイちゃんのものだった?

結論:メイちゃんが履いていたデザインとは別物でした。

池で見つかったサンダルは確かにデザインは似ていましたが、めいちゃんがそれまで履いてたサンダルとは違うデザインで(2つ持ってたならわからないが)別物。

これはしっかり見比べて比較することができるのでとなりのトトロを見る機会があったらメイちゃんのサンダルに注目しておくと楽しめます。

なので実は池で死んでいてめいちゃんはあの瞬間から幽霊だった説はあまり説得力がないですね。

検証をする前、もしかして池に落ちてから影がないのかも?!と期待したんですが影は最後までちゃんとありました。

エンディングはサツキとメイの死後、理想の世界を描いたもの?

  • エンディングはみんなの夢を描いたシーンである
  • エンディングはサツキとメイの生前の記憶である

こんな噂もあったので一緒にチェックしてみました。

実は草壁一家は知らぬ間にあのあと全員死んでいるというのが大前提のこの噂。

そういう目でエンディングまでしっかり通してみてみましたが、そもそも草壁一家が死んでしまったという設定があまりに雑すぎてそうは見えず。

またエンディングに関しても普通にお母さんが退院してきて一緒に楽しく生活して季節もめぐりメイちゃんも少しお姉さんになってきたその後って感じでした。

確かにお母さんは病弱そうでなかなか退院ができず、今回の引っ越しも空気の綺麗な田舎で生活をするためだと考えるとこのまま死んでしまうのでは?という不安がないとも言い切れないんですが…。

映画を見ていて「あぁやはり死んじゃったんだ」とは感じませんでしたね。

死んだ2人の生前の記憶という噂についても、少し成長したメイちゃんが小さな赤ちゃんの世話を焼いてるシーンがあることからも「あの映画の未来」なのでなし。

トウモロコシを届けに行ったのにサツキとメイが見えないのは幽霊だから?

これが1番しっかり否定できない演出でしたが違うと思います。

「今そこの松の木でサツキとメイが笑ったように見えた」というお母さんの台詞があることで少し含みを持たせてくれるシーンではありますが本当に気のせいだったか、見えない距離だったのだと思います。

サツキとメイの座ってると思われる松の木はかなり高い木のような感じで、明るい病院から外の暗い松の木はしっかり見ることは難しいはず。

そして窓の外を覗き込んで探したわけでもないので「気がした」まさにそれかと。

このシーンは2人の成長と優しさが垣間見えるなぁといつも心が温かくなります。

大好きなお母さんのことが心配で心配で後先考えずに家を飛び出してしまったメイちゃん。

そんなメイちゃんの気持ちを知って足がボロボロになるまで探したサツキ。

そして2人の気持ちを全て理解したように七国山病院まで送ってくれたネコバス。

でもお父さんは「大丈夫、すぐに帰ってくるよ」とサツキとメイに言いました。

お母さんに今すぐ飛びつきたいくらいの距離にいる2人なのにトウモロコシだけ届けて帰ったのは「待っていよう」という2人の成長と遊び心。

元気なお母さんの姿を見て安心した2人は大人には見えていない「ネコバス」にのって実はトウモロコシを届けにきたんだけどそれを内緒にして思わず笑っちゃう子供心。

「あれ?」って大人がビックリする姿をちょっとしたいたずらをして笑ってしまう子どもそのものな気がします。

「そうかもしれないよ笑」ってトウモロコシを見せるお父さんはさすがお化け屋敷に住むのが夢だったというだけあって素敵。

となりのトトロの当時の映画上映状況は今と違った?

映画を見れはすぐ「なんだ違うじゃん」とわかるものがほとんどでしたが、長年愛されている「となりのトトロ」のこうした都市伝説はいまだに残っていて、ちょっと信じたくなる気持ちがあるのはなぜなのか。

まぁそのほうが面白いからでしょうね!!!笑

この検証をする前は人から聞くたびに「えっそうなの?」ってドキドキしながらも実際に映画を見るころにはそんな噂忘れていて。

あ、そういえばそんな噂あった!また今度みるときチェックしようって何十年もたってました笑

なので今回検証目的でとなりのトトロを見るのは結果が全部嘘でもとっても楽しめました。

何度見ても素敵だなと思える映画だから都市伝説が嘘だったところで映画としての価値が消えるわけでもなく「そうだよね!」って笑って終わり笑

いやーーー最高です。

ちなみにアニメの線が普通は黒のところを「となりのトトロ」はあえて茶色で描かれているからすごい優しい描写になっているの、知ってました?