「一生に一度は、映画館でジブリを。」
なんて素敵なキャッチコピー!
ジブリ作品はほとんどDVD持ってるけど友達から「映画館で見るナウシカは最高だった、ぜひ見てきて」と言われ一気に気持ちが高まり、上映スケジュール確認してすぐ映画館へ行きました。
1984年に上映された作品が再び映画館という空間で見ることができるなんて相当貴重。
しかも一般1100円!
最近映画館で映画を見ることなどほぼなかったのはチケット代がかなり高額になっていてよほどの何かがないと足が向かなくなっていたんですよね。
大好きな「風の谷のナウシカ」が1100円、行くでしょう笑
子どもの頃から何度も何度も見て、台詞も空で言えるほどですが2020年6月、人生ではじめて「風の谷のナウシカ」を映画館で見ることができました。
うざい勢い布教したいのでブログに書き留めておきます
Contents
1984年のナウシカを2020年にスクリーン?画質音響どうなの?
軽く鳥肌が立つくらい、映画館は別格でした。
びっくりしたーーー。
ナウシカは何度も見てるし、DVDも家にあるし、映画館で見ても同じかな。
正直そんな風に思ってたところもあるんですが映画館で見るナウシカはレベルが段違いといった感じでした。
映画監督や演者が劇場に来てくださいって宣伝するわけだわ。
正直最近のアニメーションはなんでも綺麗すぎてそれに目が慣れてる自覚もあったのでナウシカはスクリーンに耐えられるのか?って勝手に心配してました。
(もともと映画じゃんというツッコミはそっと心にしまってください)
大きなスクリーンに映し出されただけで、むしろ現代の作品と比べて粗が見え隠れしたら萎えるかな、とか。
でも上映始まって数秒で「あ、やばい」って背筋が伸びた。
古い作品を映画館で上映するの?
当時は最新技術でも今は違うでしょ?
っていうか暗記してるレベルの作品を今更映画館で見たい?
そう思ってる人がいたら全員映画館に連れていきたいレベル。
・・・映画館で見た人にしかわからない体感があった。
同じ作品でも映画館という空間で見るとこんなに違うのかって驚きました。
私が映画館をなめてた。
音響がすごいのは知ってるし、あの空間がもたらす非日常感は大好きだけど最近はすぐDVDになるし、さらには地上波放送するし待てばいいやくらいの気持ちでした。
けど悔い改めます。
好きな映画こそ映画館で見れるなら見るべき。それからDVDで余韻を思い出すといい。
あらすじはまったく同じなのに映画館とDVDをイコールにしちゃいけないんだなって今回ナウシカのおかげで身をもって知りました。
映画館でしか味わえない感動をまた楽しめるこの奇跡みたいな体験ができて本当によかった。
映画館でナウシカを見た人と見てない人には言葉にできない圧倒的な違いがある。
これはもうぜひ映画館で体感してほしい。
感じ方はきっとそれぞれ違うけど「なんだ、巨大スクリーンで引き延ばした家DVDじゃん」って言い捨てる人はいないと思う。
知ってる作品なのに全てのシーンが新鮮で食い入るように最後まで見ました。
映画館でナウシカ「腐海がとにかく不気味で恐ろしい」
全体的に凄かったという薄っぺらい感想しか出てこないんだけどもう少し掘り下げるなら腐海がものすごく恐ろしくて終始ぞわぞわしました。
小さい頃からナウシカを見てたけど今まで腐海という場所に恐怖を感じたことはなかったんですがそれは映画館で見ていなかったからなんだな、と痛感。
恐ろしい虫や得体のしれない木々が生い茂っているけどナウシカはそこで楽しそうに探索したりしていたし。
でも映画館の巨大スクリーンで見る腐海はまるで別物。
腐海なんて誰か近寄るもんか…って思いましたね。
薄暗く細部まで書き込まれた腐海は不気味さと静けさで眉間にしわがよりそうになるし、ナウシカが歩くだけのシーンも今まで聞こえなかった無数の音が聞こえてきて今まで何も思わなかったすべての腐海のシーンが恐怖に満ちてた。
「焼き払えるなら確かに誰だってそうしたくなるわ」って心底思いました。
でも巨神兵1体くらいじゃ心もとなすぎて腐海には手を出したくないわ笑
それくらい腐海のシーンは凄い。
小さな子供は恐ろしい虫が出てこなくてもあの気迫だけで泣き出してしまうかもしれない。
腐海は圧巻でしたね…。
映画館で初めて見たジブリ映画「耳をすませば」
当時仲良しだった友達と映画館に行きたいね!という話になり親に許可をもらい、2人で行こうと決めたのが「耳をすませば」でした。
「耳をすませば」は原作が少女漫画で甘酸っぱい青春を描いたジブリ映画。
すっかり感化されて主人公の月島雫に憧れて友達と毎週自転車を飛ばして図書館に通った思い出がよみがえります笑。
もともと本を読むタイプじゃなかったのに、雫の世界観を味わいたくてとりあえずなんでもいいから児童書を借りては読んでました。
図書館に通っている雫と同じことをしている自分がなんだかすごく新鮮で違う自分になれた気がして、それだけが楽しかったので借りる本は割と適当笑
もともと本好きじゃないので後半なぜこんな必死に本を借りてるんだろう?と我に返ったこともある。
しかも小説は文字が多くてすぐに根を上げて小さい子にまじって絵本とか借りてました笑
「グリム童話全集」という大きくて分厚い人を倒せそうな本とか借りてナップサックの紐がちぎれて帰り道に泣いた覚えもあります。
ついでにアンデルセン童話も読みました。
大人になってディズニー映画「ラプンツェル」が公開されたとき、みんながぼんやりしか知らない元童話を無駄に詳しく知ってたので「え?」って顔をされたりしましたね。
今でも耳をすませばは地上波で放送されると必ず録画して見るんだけど友達と約束をしてドキドキしながら上映を待った時間や、グッズを買ったこと、そのあと図書館通いした記憶までがセットになって特別な思い出になってる気がする。
【まとめ】映画館で見る風の谷のナウシカは心に刺さりすぎた
ジブリ映画は好きなのでお酒を飲みながら「今日はどれ見る?」なんてよく見るんですが映画館で見て、はじめて本当の意味でナウシカの良さがストレートにきました。
作品の良さを最大限に感じたいなら映画館。
これはもう揺るぎない真実!そしてその一生なかったはずのチャンスが今目の前にある。
上映直前「どうなのかなー」なんて思いながら椅子に座ってたんですがナウシカが流れた瞬間「あ、次はもののけ姫を見よう」と私の中で大決定しました。
見たらまた暑苦しくて語彙力のない記事を書こうとおもいます。